対象:投資信託を始めようとしている方 結論:eMAXIS Slim先進国株式で毎月コツコツ積み立てる 理由:米国株式(S&P500)を含み国際分散投資ができる低コスト投資信託のため

投資に興味があるけど、どうしたらいいの?
投資を始めようとすると悩んでしまうことがあります。
投資初心者でも手間なく資産拡大を目指す方法に、毎月インデックス投資をすることが良いとされます。
今回はその中でも私も保有しているeMAXIS Slim先進国株式を中心に、インデックス投資のメリットやデメリットについて説明します。
eMAXIS Slim先進国株式とは?
低コストで売買手数料がかからない(運用コストが業界最安値クラス)
eMAXIS Slimシリーズは、低コストで売買手数料がかからないことが特徴です。
そのため、毎月積み立てても手数料がかからないことは魅力できです。

楽天証券の場合、楽天ポイントの通常ポイントは100ポイントから投資できます。
貯まったら投資するようにしても、手数料が取られないからお得ですね。
つみたてNISAで購入可能!
eMAXIS SlimはつみたてNISAでも積立設定できます。
投資を始める方は、まずつみたてNISAから始めるといいでしょう。
つみたてNISAのメリットはこの記事を参考にしてください。
対象のインデックスの国・地域
先進国株式といいますが、70%はアメリカです。
アメリカだけでなく、欧州や香港、オーストラリアのように国際分散をしていることがわかります。
国・地域 | 比率 | |
1 | アメリカ | 70.4% |
2 | イギリス | 5.4% |
3 | フランス | 3.8% |
4 | スイス | 3.8% |
5 | カナダ | 3.4% |
6 | ドイツ | 2.9% |
7 | オーストラリア | 2.1% |
8 | オランダ | 1.5% |
9 | 香港 | 1.3% |
10 | その他 | 5.4% |
主な組み込み上位銘柄10社
見ていただくとわかるように、時価総額の高いGAFAMが上位に組み込まれています。
しかしながら、集中投資ではないことがこの比率からもわかります。
組入上位銘柄 | 業種 | 国 | 比率 | |
1 | MICROSOFT CORP | ソフトウェア・サービス | アメリカ | 3.5% |
2 | APPLE INC | テクノロジ・ハードウェア・機器 | アメリカ | 3.4% |
3 | AMAZON.COM INC | 小売 | アメリカ | 2.7% |
4 | ALPHABET INC-CL A(Google) | メディア・娯楽 | アメリカ | 1.6% |
5 | FACEBOOK INC-CLASS A | メディア・娯楽 | アメリカ | 1.3% |
6 | JOHNSON & JOHNSON | 医薬品・バイオテクノ・ライフ | アメリカ | 1.1% |
7 | NESTLE SA-REG | 食品・飲料・タバコ | スイス | 0.8% |
8 | VISA INC-CLASS A SHARES | ソフトウェア・サービス | アメリカ | 0.8% |
9 | JPMORGAN CHASE & CO | 銀行 | アメリカ | 0.8% |
10 | PROCTER & GAMBLE CO/THE | 家庭用品・パーソナル用品 | アメリカ | 0.8% |
インデックス投資+コツコツ毎月積み立てるメリット
少額で分散投資できる
インデックス投資は、S&P500のような指標に連動した投資方法です。S&P500に連動する場合は、少なくともS&P500の会社の株は持っていることになるため、分散投資をしていることになります。
1万円でもeMAXIS Slim先進国株式に投資したら、GAFAMの株主になったことになります!
配当金は再投資するため、複利効果を得られる
eMAXIS Slim先進国株式の場合、配当金はでません。
その代わり、運用益で得られた配当金は再投資されます。
配当金の分だけ保有できる口数が増えるため、より資産拡大の効果を得られます。
ドルコスト法で購入でき、高値づかみを回避できる(時間分散)
毎月積み立てて投資する方法は、ドルコスト平均法を実践していることになります。
決まった金額を毎月購入する場合、株価が高い時は購入口数を少なくなります。
一方、株価が安いときは、購入口数が多くなります。
不景気の時に多く購入できるため、その後の好景気で株価が上がった場合、不景気で購入した資金がより増えることになります。
天引きできる(月初振り込みやクレジットカード払い)
毎月の積立設定をする場合、天引きと同じような扱いになります。
そのため、積立資金は「なかったこと」になるため、意識せずに投資していることになります。
楽天証券の場合、楽天カードで月5万円までクレジットカード払いが可能です。
しかもポイントが1%戻ってくるため、500ポイントが通常ポイントとして着きます。

投資しているのに、楽天ポイントがもらえるなんてお得!
実質的な運用コストが下がっていますね。
手間がかからない
ファンドが資産配分(アセットアロケーション)を調整してくれます。
ただひたすら積み立てるだけでよく、運用の手間がかからないことがメリットですね。
たまに評価額を見て、ニヤニヤすればいいのかな?って思います(笑)
S&P500を投資先にいれることのメリット
S&P500は歴史を見ても株価は右肩上がり
S&P500とは、アメリカ上場銘柄の代表的な500社の株価のことです。
このS&P500の特徴は、200年以上の長い歴史で見ると右肩上がりであり、年平均利回りは6.9%とも言われます。日本はアメリカのような利回りはありません。
株式投資の中でも米国への投資はより良い投資であることがわかります。
20年以上の長期投資をする場合、米国を組み入れない理由はないでしょう!
年間40万を25年間で年利5%の運用した場合
年間40万円(毎月33,333円)で25年間積み立てた場合のシミュレーションは以下のようになります。
年利5%でも元本999万が1,985万になる計算になります。
資産運用期間が長くなればなるほど、金利の複利効果でよりお金が貯まりやすくなります。
そのため、若ければ若いほど、利回りが低くても目標額に達成する難易度が下がります。

おまけ:数ある投資方法からインデックス投資が最適解と勉強するの本
ウォール街のランダム・ウォーカーという本があります。
まえがきでさらっと最適解を教えてくれます。
個人投資家にとっては、ここの株式を売買したり、プロのファンド・マネージャーが運用する投資信託に投資するよりもただインデックス・ファンドを買ってじっと待っている方が、遥かに良い結果を生む
ウォール街のランダム・ウォーカー
気になる方は、記事を買いたので読んでください!
インデックス投資の唯一のデメリット?
インデックス投資は最高!これでいいじゃん!となりますが、念頭に入れないといけないデメリットがあります。デメリットも考慮して投資をしなければいけません。
積立期間中はキャッシュフローが増えない
eMAXIS Slim先進国株式は再配当型のため、配当金がありません。
配当金は全て資産拡大に使われてしまうため、手元にお金が入ることはありません。
売るまで、手元のお金が増えない(キャッシュフロー強化)ことは弱点です。
しかし、その我慢をして得られる効果は絶大です!
私の場合、高配当株を行い、キャッシュフロー強化をしていますが、eMAXIS Slim先進国株式のような利回りはできません(利回り3%程度)。キャッシュフローは望まずに資産拡大を狙うなら、eMAXIS Slim先進国株式のようなインデックス投資をすることをお勧めします。
売るタイミングで悩む
eMAXIS Slim先進国株式で長期投資をする場合、老後資金になると思います。
問題になることが、今までコツコツ貯めた資産を売る必要があることです。
株は買う時より、売るときの方が難しいと言われます!(売ったことありませんが)
老後資金として売却する時にリスクがあります。
- 長生きリスク(あと何年生きるのかわからない)
- 不景気で株価が大幅に下がったタイミングで売ると資産がより減ってしまう
より、資産を長持ちさせながら売却する方法として、4%ルールがあります。
4%ルールとは?
4%ルールと言われる売却方法があり、より資産を長持ちさせることができる効果があります。
「毎年資産の4%を売却する」ようなルールです。
インフレ率の考慮も必要ですが、利回りが5%以上ある場合は、資産の減り方を抑えることが可能です。
しかし、不景気時には、売却する金額が減ってしまう注意点が必要です。

4%ルールに従えば資産が減る可能性が低いのはわかった!
けど資産が目減りするのは厳しいかな?だから高配当株投資で配当金ももらえるようにしよう。
まとめ
eMAXIS Slim先進国株式で投資を始めることのメリットについて説明しました。
- コツコツ積み立てるだけで手間がかからない
- 低コストで売買手数料がかからない(運用コストが最安値クラス)
- つみたてNISAで購入可能!
- 長い歴史で資産成長しているアメリカを中心に国際分散できる
- 毎月コツコツ積み立てることができて時間分散できる
- 天引きできるので、意識せずに積立られる
メリットの多い投資方法ということがわかります。
しかし、売るタイミングは悩みどころになりそうです。
4%ルールのように資産を長期保有する方法がありますが、売るときに不安になりそうな人は、高配当株投資も少額挑戦するという選択肢もあるかもしれないです。
投資の最終判断はくれぐれも自己判断でお願いします。
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