・持株会のメリット、デメリットを知りたい方 ・持株会に不安を感じている方
会社の福利厚生に持株会のある会社があると思います。

ピーター
奨励金!めっちゃお得じゃん!
という感じで何も考えずに持株会に加入し、積み立て続けていました。
メリットが多いことも確かですが、その分隠れたデメリットもあるのが持株会です。
今回は持株会について説明し、加入/脱退を判断する方法について紹介します。
私は、入社時に加入しましたが、持ち家売却時にはほぼ積立額で売却しています。
積み立て時の奨励金や配当金という持株会のメリットを生かしても資産が増えませんでした。
今は絶賛株価が右肩下がりしているため、脱退手続き中です。
持株会は、会社への「愛」ではなく、客観的に会社業績や成長性を見極める必要があるため、説明していきます。
持株会とは?
持株会とは、持株制度により株式取得をする組織のことです。
従業員が自社株を取得できる制度など、様々な制度があるようです。
従業員は、給与や賞与の一部を天引きして自社株を取得することができます。
持株会のメリット
持株会のメリットを紹介します!

ピーター
メリットしかない。。。加入しよう
って当時の私は思いました。しかし現在は脱退手続き中です。
- 給与や賞与を天引きできる
- 1株未満の金額でも取得できる(少数金額の積み立てが可能)
- 配当金を再投資できる(配当金で自社株をさらに取得)
- ドルコスト平均法で買うため高値づかみを防げる
- 奨励金をもらえる
- 株価が上がることで、資産が増大する
給与や賞与を天引きできる
給料や賞与から天引きが可能です。
天引きされるため、支払っている負担を感じずに続けることができます。
1株未満の金額でも取得できる
月1000円のような取得も可能です。
1株未満でも0.5株のように取得されるので、株の購入のハードルは低いです。
配当金を再投資できる
取得している株の配当金は再投資できます(弊社は強制)
取得数が増えると配当金だけで株がさらに取得できるので資産形成が加速していきます!
ドルコスト平均法で買うため高値づかみを防げる
毎月積み立てる投資と同じため、ドルコスト平均法で購入しています。
株価が高値の時は取得数を少なく、安値の時は取得数が多くなります。
インデックス投資はドルコスト平均法で買うことが王道のため、最高ですね!
ただし、株価が右肩上がりを続ける会社の場合、ドルコスト平均法はあまり有効ではありません。
奨励金をもらえる
会社によっては、奨励金ができる場合があります。
弊社の場合、積み立て額の数%の奨励金が出ています。
積み立て金額+奨励金で購入するため、お得に資産運用できますね!
株価が上がることで、資産が増大する
老後に平均取得額より株価が高い場合は、資産が爆発的に増えます!
第二の退職金になること間違いなしですね。
持株会のデメリット
ということでメリットだらけ!加入するしかない!って思いますが、
一度冷静にデメリットを把握した上で、加入するか決めた方がいいです。
- 株価が右肩下がりの場合、資産が増えない(むしろ減る)
- 会社への依存度が高くなる
株価が右肩下がりの場合、資産が増えない
私の会社は、入社当時が株価最高値でした。
それから10年以上勤めていますが、株価は右肩下がりです。
株価は約1/4まで減っています。
家を購入するときに持ち株を売却しました。その時点では入社時の株価の1/2になっています。
そのため、平均取得額(積み立て額+奨励金+配当金) > 売却時の株価となり損しました。

毎年の配当金、積み立て時の奨励金があっても損するのは辛い。。。
右肩下がりの場合、ドルコスト平均法で取得していても効果はありませんでした。
私より前に入社した先輩は、平均取得額がさらに高いため、含み損は恐ろしくて聞けません(笑)
会社への依存度が高くなる
これは地味に隠れたデメリットです。
資産運用しているから第二の収入源ですよね?しかし、その収入源は自社です。
会社の業績が悪くなった場合、給与や賞与の減額+株価下落とダブルパンチを受けてしまいます。
つまり会社への依存度は高い状態になってしまうことが問題となります。
持株会に加入する時のポイント
- 持株会以外の株や債権、REITの分散投資を行う
- 長期的な視点で会社の成長が見込めない(右肩下がり)場合、迷わずに売る
この2つがポイントになります。
分散投資をすることで、持ち株が暴落した場合でも、それ以外の株が資産を支えてくれます!
また、持株会をしていると売るのが後ろめたいという話も聞きます。
しかし、ここは資産を守るために強い心を持って売る時は売りましょう(笑)
私のように、株価が右肩下がりの場合、奨励金のメリットを打ち消してしまうことがあるので、株価や会社業績はしっかり確認しておくといいでしょう!
これから業績の伸びるような会社では、持株会による資産運用は選択肢になります。
会社への「愛」ではなく、客観的に会社業績や成長性を見極めて加入/脱退の判断をしましょう!
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